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2013年入社 社員

海外赴任レポート

2017.08.07

上海太安社員上海太安社員

【海外駐在(撮影当時)】

初めまして、上海内外日東の太安(たやす)です。
2013年4月に内外日東へ入社し国際事業部で約4年間勤めた後、2017年4月から上海へ赴任しました。

国際事業部の時は欧州やアメリカを担当していたため、仕事では馴染みの無い地域への赴任となりましたが、子供の頃、父の仕事の関係で北京に3年間住んでいたので、中国には少し縁があるのだと勝手に思っています。

さて、今回のレポートではまず初めに上海での生活について触れてようと思います。
私が赴任前に抱いていた中国のイメージは、大気汚染、食の安全、道が汚い・・などなど正直なところあまり良い印象はありませんでした。
しかし、環境問題に取り組む政府の方針で大気汚染は年々改善されていますし、しっかりしたお店で食事をすれればお腹を壊すことも少ないです。
そんな中国の主要都市の一つ、上海における生活で日本より便利だと思ったところを紹介します。
① お財布いらず
上海はウェブマネーが浸透しており、レストランやコンビニなど大体どこのお店でもウェブ決済ができます。WeChatやAlipayというアプリをインストールし、銀行口座と繋げれば誰でも使えるので、多くの人が利用しています。友人のアカウントへの送金も出来るので、皆でご飯を食べて割り勘する時も簡単に済ませられます。
② 移動が便利
市内の移動は鉄道やタクシーを使うことが多いのですが、鉄道は4元(約70円)、タクシーはワンメーターだと14~16元(約240~270円)と、日本に比べて運賃が安いです。
また、シェアバイクが浸透しており、アプリに登録すれば町中に置いてある、シェアバイク会社指定の自転車にいつでも乗れ、好きな場所で降りることが出来ます。タクシーでは遠回りになる場所や、駅から歩くと遠い場所もシェアバイクを利用すれば楽に移動できます。ちなみに、シェアバイクはこの夏日本にも進出したのですが、輸入および運用のお手伝いを弊社でさせて頂きました。
③ 宅配サービスの充実
この2~3年で料理の宅配サービス普及しており、近くにあるお店ならコーヒー1杯でも届けてもらうことが出来ます。弊社のスタッフもお昼に宅配サービスを利用している人が多く、昼休み前になると宅配員が事務所に押し寄せて来ます。私も家で利用するのですが、注文出来るお店がかなり多いので、毎回悩んでしまいます。
洋服、電子製品、雑貨などのショッピングサイトのユーザーも多数いて、「爆買いセール」と呼ばれる独身の日(11月11日)には、昨年大手1社だけで約2兆円の取引があったそうです。

上海での生活は、住めば都と言っても過言ではないと、この半年間で実感しています。

次は私の仕事について紹介します。
日本の頃は事務仕事が多く、外出する機会はめったに無かったのですが、上海に来てからはお客様の工場への立会いや出張などで事務所を空ける機会が増えました。
立会い内容は、国内外へ輸送する貨物の輸送中ダメージを防ぐため、木材で台や壁を作って箱状に梱包する作業や、輸入したコンテナを港からお客様の工場まで陸送し、工場内に産業機械などの製品を設置する作業などです。実際の労働作業は作業員が行いますが、作業に関するお客様からの要望を作業員へ指示したり、万が一の事故に備えて作業の監督を行うため現場へ出向きます。
6月から8月の期間、大型貨物のプロジェクト案件で、上海市の隣の行政区画である浙江省のお客様工場へ出張し、梱包作業の立ち合い、貨物や木箱に貼る荷札の発行、輸出通関に必要なパッキングリスト(貨物のサイズや重量が記載された書類)の発行の仕事をしました。
詳細は割愛しますが、荷札発行からパッキングリスト発行までは弊社IT部門で開発したシステムを使っており、今回のプロジェクトでは日本のお客様の案件で利用しているシステムと同じものを試験的に導入しました。
写真は、現場作業のワンシーンです。
荷札に記載されたバーコードをハンディターミナル(写真左手前のリモコンのような端末)で読み込んだ後、その情報をパソコンに入っているシステムへ取り込んでいるところです。取り込まれた情報を元にパッキングリストのExcelデータを発行しお客様にお渡しします。

以上、私の上海での生活と仕事について紹介させて頂きました。
上海で働くという事についてイメージは湧きましたでしょうか。
いつか皆さんにお会いできることを楽しみにしています。再見!
(筆者:太安)

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